2013年12月13日金曜日

お茶の話。私の体内水分量のうち半分はお茶かもよ。つまり体の3分の1がお茶!  

 朝起きるとまずコーヒー。それでようやく目が覚める感じ。それから紅茶。あいまに緑茶。またコーヒー。…お茶を飲まないと、気分がすっきりしません。頭ボケまくりです。というわけで、お茶にはうるさいです、私。そして、ちょっと詳しいです。
 
 年上の友人だったR子さんにはスリランカの知人がいた。かつて、R子さんの経営していたレストランの元バイト君。なんと、彼の実家はホテルを経営しているのだそうである。
 「彼にスリランカの農園を紹介してもらってね…お茶を輸入してビジネスできないかしら?」とR子さんから相談されたことがある。輸入ビジネスについては、R子さんにはすでにイタリアの会社との実績があり、イタリアがスリランカになるだけよ、とR子さんは言う。

 うん、いけそうだ、と私も思った。で、半年間ぐらい本気でスリランカの茶農園について調べたことがあるのですよ。ティーインストラクターの資格をとる気になったR子さんと、ちょっと一緒に勉強を始めてもいたわけです。
 「教えてくれれば覚えるわ。記憶力はいいのよ、私!」と豪語したR子さんのために、私は図書館に通い、お茶関連の本を30冊ぐらい読みまくった。もともと私の専攻は食物栄養学なので、できない話ではない。そして、なにもお茶を栽培しようというわけではない。買い付けられればいいのである。
 
 午後3時、近所のデニーズにてティータイム。「あら、コーヒーでもいいのよ、私。ハワイのコーヒー、おいしいっていうじゃない?」と、すぐに話が脱線するR子さん。「ハワイに知り合いいるんですか?」「いないけどね…」「…。」「ねえ、ハワイってさあ…」「いないんですよね、知り合い。じゃあ、知り合いがいるスリランカを優先してください!」「わかったわよ…。で、なんだっけ?」「茶葉の大きさ。」「それが何か?」「試験に出るから。」「…?」「暗記!覚えるの。覚えてください。自力で。」
 
 とまあこんな感じで、そういう時のコーヒーはさすがにR子さんのおごりでした。白玉小豆もつける?ってR子さんは気を使ってくれましたが、私は本当にコーヒーだけでよかったの。
 R子さんと一緒にお茶を輸入するビジネスをやれば、安くお茶が飲めるだろう、それが私の目的でした。いいお茶を買い付けて、思う存分飲めたら!ああ、それこそ極楽だわ、天国だわ! 
 「まずスリランカに行こうよ。」と、R子さんは言う。元バイト君ちのホテルに泊めてもらうというのである。タダで。「タダっていうのは無理でしょ。」「そうかしら?大丈夫よ。」「…まず、基本ぐらいは勉強してからね。」
 …でも、R子さんは、突然、お星様になってしまったので、これは実現しなかったんですけどね。   (秋月さやか)

※ R子さんの店ではなく、その近所のイタリアンレストランの庭。庭を眺めがならお茶を飲む。至福の時間。この像の持ち主には撮影許可を取っていますよ、私


0 件のコメント:

コメントを投稿