カフェインを含まないお茶もあります。わかりやすくいうと、カフェインを含んでいる茶、コーヒー、マテ、そしてカカオ以外のものから作られたお茶がノンカフェイン茶です。
植物の葉や根、花、茎などから作ったお茶。植物性の薬を煮出した薬湯といったほうがわかりやすいでしょう。その薬効や栄養成分に期待するものです。
植物には、それぞれ効用があります。ですから、これらの効用(薬効)も知っておいたほうがいいでしょう。利尿作用があるとか、体を暖めるとか。体調によっては、飲んではいけないものもあります。薬湯なのですから。
植物は、その成分を食べたり飲んで体の中に取り入れるだけでなく、燃やして煙として有効成分を空中に発散させたり、湯を注いだり暖めて、揮発成分を吸ったり、体に塗ったり触れさせて薬剤として使用することもあります。
生の素材のまま、乾燥させる、あるいは炒るなどの加工方法もあります。乾燥させることで、保存しやすくなるだけでなく、日光にあてるなどで成分変化が起こる場合もあるのです。材料を炒ると、消毒になるだけでなく、こうばしい香りを引き出すことができます。大麦、とうもろこし、黒豆などです。その他、たんぽぽの根、チコリの根などを焙煎したものがあります。これを、たんぽぽコーヒー、チコリコーヒー、つまりコーヒーの代用として用いる人たちもいます。
→海草。 昆布を乾燥させて粉末にしたものが昆布茶。湯に溶かして。ミネラル成分豊富。お茶というよりスープですが、お茶に分類しますね、普通。
→キノコ。 たとえばレイシ、シイタケ。乾燥させて煎じる。まさに漢方薬。キノコは干すとうまみ成分が増すので、出汁にも使う食材ですが。
→木の枝、葉。 イチョウ、柿、リンデン、メグスリノキ。葉、枝、木皮を乾燥させたものを煎じて。薬になったり、スパイスにしたり。
→草、茎。 ミント、レモンバーム、セージ、スギナなど。生葉にお湯を注ぐ、あるいは乾燥させた葉や茎を煮出して。
→花、つぼみ。 マリーゴールド、紅花。ラベンダー、マーロウ、ローズ、ジャスミン。花びらなので色が美しく、目でも楽しめるお茶に。
→実、種、豆。 ローズヒップ、アニスシード、ベリー、黒豆、麦、米、とうもろこし、カルダモン。果実の皮のみを用いることもある。
→根。 たんぽぽ、チコリ、リコリス、人参などの根。根を乾燥させて粉にしたり、焙煎することもある。
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